博士峠ブナウォーク2025

さわやかな新緑のなか、源流「九々龍沢」野鳥のさえずりが楽しめる山道を歩いてみませんか?

樹齢推定300年~400年以上、幹周り3mを超えるブナの巨木が間近で見られます。

本イベントは開催終了いたしました。
ご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。

どんなイベント?

「博士峠ブナウォーク2025」は、旧・国道401号 博士峠の道路をそのままコースとして実施するウォーキングイベントです。

ただ歩くだけではなく、途中の道路の両側に点在しているブナやミズナラの巨木を間近に見ることができるのが特徴です。

野鳥のさえずり、博士山の源流「九々龍沢(くぐりゅうざわ)」の美しい清流、多種多様な野草などの大自然や、時代の面影を感じさせる旧博士山林道の古道の跡を、あわせてお楽しみください。

コースとなる道路の坂は比較的緩やかなので、子どもからお年寄りまで安心してご参加いただけます。

日本市民スポーツ連盟公認大会・歩こうふくしま59 昭和村認定イベントです。

開催日時

2025年511日㊐ 雨天決行 / 荒天中止

見どころ

博士峠の登り口は、道路の両側がまるで新緑のトンネルのようになります。

ブナやミズナラの巨木を、コースとなる道路のすぐ近くで見ることができます。

博士山の源流・九々龍沢(くぐりゅうざわ)の清流も見どころのひとつ。
かつて小野川地区と旧会津高田町谷ケ地地区の人々が互いの物資を運んだ博士山林道の跡が残っています。
頂上の少し先には「夫婦清水」があります。
イヌワシのすむ博士山のあたりは、ブナの原生林が多く残されており、そのブナ林が雨水をたくわえ豊富なわき水となります。この清水は、沢の下に夫婦仲良く抱き合う夫婦石(めおといし)があることにちなんで名づけられています。水の量は豊富でくさりにくく、においもなくおいしい名水といわれています。
(写真・解説文提供:会津美里町教育委員会)

博士峠とその歴史のご紹介 博士山は昭和村と会津美里町の間にあり、標高1,482m、神の山として信仰されてきました。その峠には大昔から山道があり、小野川地区の人々は牛馬や人肩で越え、木炭などの物資を売っていました。
道は大正9年に林道となったあと、時代とともに県道、さらには国道となりましたが冬期間は通行止めで、昭和40年ごろまで小野川地区は陸の孤島となり生活は困難を極める時代でした。
そして2017年、半世紀以上にわたる村民の悲願であった博士トンネルが着工され、工事関係者のすさまじい努力により難局を乗り越え、2023年9月10日ついに開通したのです。これにより国道401号博士峠は旧道となりました。

博士山は大部分が国有林で、昭和30~40年代の高度成長期にブナの原生林が大量に伐採されました。旧道沿いに点在するブナやミズナラの巨木は、その貴重な生き残りです。特にブナの巨木が道路のわきに点在しているというのは、国内でも大変珍しいものです。
峠の頂上の500mほど先には「夫婦清水[めおとしみず]」という博士山のわき水があり、おいしい水ということで人気があります。水筒などでお持ち帰りいただけますのでよろしければお楽しみください。(生水ですので飲用はご自身の責任でお願いいたします)

スタート/ゴール地点

昭和村「水芭蕉としらかばの杜」

福島県大沼郡昭和村小野川字猫沢


コース

旧・国道401号 博士峠 ~ ブナの巨木と野鳥の森~

舗装された道路を「水芭蕉としらかばの杜」から頂上付近(町村境)まで歩きます。

距離

片道約3.5km(往復約7km)

主催

一般社団法人昭和村観光協会

後援

昭和村・昭和村教育委員会・小野川区・福島県ウォーキング協会・福島民報社・福島民友新聞社・一般社団法人会津美里町観光協会・奥会津五町村活性化協議会(順不同・敬称略)