御前ヶ岳(ごぜんがたけ)
どんな山?
「御前ヶ岳」という名称は、都落ちした高倉宮以仁王を追った妃の紅梅御前と付き人の桜木姫が住んでいたという伝説に由来します。
ブナや白樺の林、岩場の風穴などの自然美が楽しめ、新緑の美しい初夏、登山道を登りながら森の息吹を感じる森林浴は格別です。
標高1,234m、登山道約3.5km。(上り1時間半、下り1時間が目安)
※登山道の点検・整備は、年に一度、5月下旬に行っています。2022年は5月24日に行いました。
※「山の神」ルートは危険なため閉鎖されています。「御前ルート」の往復のみ可能です。
王の妃「紅梅御前」は付き人の「桜木姫」と数少ない家来とともに京から王を追ってこの地に辿りついたものの、恋しい人はすでに越後へと向かってしまったあとであり、身の置きどころがなくこの山中にしばらく住んでいたといわれ、その遺跡が今に残っている。
その時からこの山を「御前ヶ岳」と呼ぶようになったという。
二人はまもなく亡くなり、紅梅御前は下郷町戸赤の渓流沿いに、桜木姫は下郷町大内集落のはずれに今もひっそりと奉られている。
山開き
毎年5月下旬の山開きの日には、記念バッジの無料配布を行います。
2022年は5月28日(土)です。
なお、記念バッジの無料配布と、仮設トイレの設置のみの実施となります。
記念バッジの配布場所は現地ではなく「喰丸小」になります。
詳しくはチラシ[PDF]をご覧ください。
(2022/6/14現在)バッジはまだありますので、山開きの日以降も引き続き配布します。
登山道の様子
登山口から3分の1くらいの地点までは比較的緩やかですが、その先はロープを伝う急な鎖場となっている箇所がありますので、手袋の着用をおすすめします。最後の3分の1くらいでまた緩やかになります。
山頂からの眺め
5月初めに撮影。空気の澄んだ日には、博士山や、遠く飯豊山まで見渡せます。
木々が芽吹くと見え方が変わります。
施設情報
- 所在地
- 昭和村大字大芦字畑小屋地内(登山口)
- マップコード®
- 510 619 789*60
- アクセス
- 公共交通機関なし/昭和村役場から車で約12km(※積雪時は通行不可)
- 駐車場
- あり(無料)
- トイレ
- なし(事前に道の駅からむし織の里しょうわのトイレをご利用ください)
※山開きの日のみ仮設トイレあり。